関西大学千里山キャンパスで25日、高校生と保護者対象のオープンキャンパス・フレッシュキャンパスが行われ、芝井敬司学長(61)と記念写真が撮れるイベントに受験生が殺到した。【写真・芝井敬司学長と写真を撮る受験生】

「受験のお守りに、学長とチェキを撮りませんか?」。スタッフの呼びかけに、高校生が列をつくった。1986年(昭和61)のオープンキャンパス開始以来、初となる学長との受験生の交流イベント。学内のフォトスポットで開催されたチェキ&握手会は、用意された50枚のフィルムがすぐになくなる人気だった。

芝井学長が「期待してる!」「来年会おう!」などとチェキにメッセージを書き込み、高校生と握手を交わす。社会安全学部を志望する後藤謙太さん(17)は「学長に期待していると言われ、進路が固まった気がする。関大受験のお守りにしたい」と笑顔。文学部志望の田中大輝さん(17)も「学長は文学部の教授。来年学部で会えるように頑張ります。学長に励まされると全然違います」と写真を手にした。

フレッシュキャンパスのイベント「学長と行くイノベーション創生センター」では、芝井学長が学内施設をガイドした。入試担当を務めていただけに、受験生とのトークも弾む。「過去の入試問題はやっている?」などと盛んにアドバイスしていた。

芝井学長は「撮影会に誰も来てくれなかったらさみしいなぁ…と思っていた。お守りにしてくれたらうれしい。受験生の顔を見ておきたいし、学長として現場を見る当然のこと」と、可能な限りオープンキャンパスで高校生と触れ合う考えだ。2017年度入試では8万4586人に上った関大受験生の間で、学長チェキが流行する?

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