カップル写真撮影サービス・Lovegraph(ラブグラフ)を運営する株式会社ラブグラフ代表取締役の駒下純兵さん(こました・じゅんぺい、23=16年社卒)が24日、関西大学梅田キャンパスのスタートアップカフェ大阪で行われたイベント「学生でもできる!やりたいことで起業するのに大切なことって?」で講演した。

駒下さんは社会学部2回生だった2014年、ラブグラフを設立。カップル専門のフォトサービスとして話題を呼んだ。日本全国から依頼が殺到し、2015年2月に株式会社化。現在では月間200組以上の撮影件数を誇り、大手企業やアーティストともコラボ。関大卒若手起業家の旗手となっている。

2015年11月、現役関大生として千里山キャンパス内で講演して以来の登壇。「卒業しても呼んでもらえるのがうれしい。卒業生として関大に貢献したい。誇りに思ってもらえるような存在になりたい」。マイクを持つ表情に、経営者としての風格が漂う。【写真・関西大学梅田キャンパスで講演するラブグラフの駒下純兵さん(撮影・岡田拓也)】

「起業する時に必要なこと」をテーマに、学生起業の苦労や資金調達まで成否両方の経験を語った。40人の参加者から飛ぶ質問にも、真摯に答える。「日本の人が海外に行く時や、海外の人が来日する時、写真撮影を提供できるようなプラットフォームを創りたい」と、海外進出を含んだ今後の事業展開も口にした。

駒下さんが、カメラを手に取ったのは関大入学後。不遇の学生時代を変えたのは、楽しそうに写真を撮る関大生の先輩との出会いだった。誰にだって、駒下さんのようになれるチャンスがある。「何が自分に向いているかわからない。どんどん自分の経験したことのないことに積極的に挑戦してみてください」と、関大生にメッセージを送った。

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