音楽活動を行う関大生のナンバーワン決定戦・第14回KUロックフィーバーが3日、千里山キャンパスで行われ、社会学部4回生と卒業生2人の3人組バンド・LODYPOPSが優勝した。【写真・KUロックフィーバーを制したLODYPOPSの阪本ツバサさん、金森悠真さん、伊勢里紗さん(左から)=撮影・山本真也】

応募15組の中から、6組が予選通過。統一学園祭のオープニングを飾る音楽バトルで、ラストチャンスをものにした。メンバー唯一の関大生で、来春卒業を控えたドラムの金森悠真さん(22=社4)は「昨年は準優勝でかなり悔しかった。多くの人に、どうかっこよく思ってもらえるか考えた。毎ライブ、全力で挑むことが一番だと思った」と、最後の学園祭で雪辱を果たした。

ふだんはシステムエンジニアとして勤務するボーカル兼ベースの伊勢里紗さん(24=14年文卒)は、かわいく両手を握った。「ずっと“届けるための努力”をしてきた。自分たちのやりたい音楽をして、多くの人に聴いてほしい」と、とびっきりの笑顔を見せる。

今年3月に大学院を修了し、メーカーで勤務するボーカル兼ギターの阪本ツバサさん(25=理工院修了)は「自分たちの音楽を好きになってくれる人を増やすため努力してきた」と、秋晴れの中央ステージにギターの音色を響かせた。

審査員を務めたFM802のDJ・落合健太郎さん(41)は「出場者みんなの真剣さ、レベルの高さに驚いた。這い上がってやるぞ!感がすごく伝わってきた。LODYPOPSはやりたいことを前面に出しつつの紅一点が、多くの人に受けやすくなっている」と舌を巻く。

ココロオークションやKIDS、アダチケンゴ、カヨコが巣立った登竜門イベントを制した。LODYPOPSはCDを2枚同時リリースする20日、天王寺のライブハウスFireloopでレコ発ライブを行う。金森さんは「今はライブの成功を目標にしている。これからもっと自分たちを高めていきたい」と、関大音楽No.1の称号を胸にステージに立つ。

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