関西大学の春学期試験がスタートした22日、スマートフォン向けゲーム・ポケモンGOの日本配信が開始された。テスト期間中にもかかわらず、千里山キャンパスではポケモンを探す関大生でごった返した。

アイテムが入手できるポケストップになった千里山キャンパスの時計台や総合図書館前の銅像には、同日の昼休みから関大生が殺到した。児島惟謙や岩崎卯一像など11カ所が指定されているが、交友・父母会館前のフクロウ銅像の表記は「Kansia University」と誤表記されている。

凜風館がジム(ポケモン同士の対戦場)となっているためか、隣の悠久の庭では深夜でもスマホを手にした関大生が。配信開始日の深夜1時には、50人近くが芝生でゲームで遊んでいた。

ブームスポーツが、ツイッターの読者に投票機能を利用して聞いた質問には2185人から回答があり、ポケモンGOの利用率は72%だった。【写真・ホモ像と称される総合図書館前の友の像もポケストップに。男子学生の全裸像だけに、モンスターボールが…=千里山キャンパス】

関西大学経済学部2回生の男子学生(19)は「配信が始まった日、3限にテストがあるのに昼休みにダウンロードした。勉強しなくてはいけないのに(ピカチュウが大量発生する)扇町公園に行ってしまった。♪ラララ言えるかな、ポケモンで落とした単位…ってとこですかね」と、落としそうな科目をポケモンの名前のように口にしていた。

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